UPDATER、脱炭素と“顔の見える社会”実現のため ポケットマルシェと再エネ事業で協業
~「電力」と「食」で都市と地方をつなぐ~
「顔の見えるライフスタイル」の実現を目指す株式会社UPDATER(10月1日みんな電力株式会社より社名変更、所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石英司)は、再生可能エネルギー事業『みんな電力』において、11月17日、株式会社ポケットマルシェ(本社:岩手県花巻市、代表取締役:高橋 博之 以下ポケットマルシェ)と連携し、ポケットマルシェ利用者に対し再生可能エネルギー100%電力の販売と、ソーラーシェアリング事業を開始します。食べ物も電気も“顔の見える”生産者から買うという選択肢を広げ、さらに脱炭素社会の実現も目指します。
1. 背景
『みんな電力』は「顔の見える電力™️」として、電気の生産者(発電所)の思いや背景のストーリーを伝えることで、納得感を持って電気料金を支払っていただき、親近感を持って応援していただくことで、電気の生産者(発電所)と利用者をつないできました。
ポケットマルシェは、都市と地方をかき混ぜる手段として、全国の農家や漁師などの生産者と利用者をつなぐプラットフォーム『ポケットマルシェ』を運営しており、食材の魅力だけでなく生産者のストーリーを発信しています。
「ストーリーに共感し、自分の価値観で選んで応援・購入する」といった選択肢を提供し、生産者と利用者との顔の見える関係を重視していること、また、都市と地方との関係人口※1を増やしていきたいという思いが当社と一致したため、この度の協業に至りました。
※1 地域と多様に関わる人々
2. 取組概要
(1)電力小売事業
ポケットマルシェ利用者(個人)向けに、2022年2月より再生可能エネルギー100%の電気を販売します。「電気」も「食」も、顔の見える相手から購入するという選択肢を広げ、2022年度中に同サービスへの5,000世帯の切り替えを目指します。
特徴
・再生可能エネルギー100%(非化石証書あり)
・売上の一部を、気候変動の影響で生産現場に被害を受けた生産者支援に役立てる
・電気料金は、大手電力会社と同等を予定
・2022年1月に申し込みを開始し、2022年2月から販売開始予定
沖縄を除く全国(北海道、北陸は、2022年サービス開始予定)で販売
(2)ソーラーシェアリング事業
ポケットマルシェ登録生産者を対象に、当社が連携してソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)の導入を提案・支援します。また、そこで作られた電気を「顔の見える電力™️」として買い取るほか、助成金に関する情報提供や質問窓口の設置などでサポートします。
3. 代表者コメント
■株式会社ポケットマルシェ 代表取締役 高橋 博之さま
私たちの食卓を彩る美味しい料理の向こう側に何が見えるでしょうか。そこには、外国産の農産物、畜産物、海産物があります。それらのさらに向こう側には、衰退の一途にある日本の地方の農山漁村があり、そのもっと向こう側には、人類の生存を脅かす気候変動があります。
このような事態を招いてしまった背景には、生産者と消費者の分断が横たわっています。私たちの食を支えてくれている作り手の「顔が見えない」から、費用対効果の最大化こそが消費者にとって最大の合理的な選択になってきました。「顔が見える」食材という選択肢を示すことで、持続可能な未来への道を拓きたいという思いで、ポケットマルシェは生まれました。
私たちとまったく同じことをエネルギーの分野で主張し、実践してきたのが「みんな電力」を手がけるUPDATER様です。衣食住をはじめとした「顔の見えるライフスタイル」を広め、暗い未来予想図を明るく塗り替える同志として、UPDATER様とタッグを組み、突き進んでいきます。
■株式会社UPDATER 代表取締役 大石英司