「みらいの森」を整備してきました!~2023秋~

「みらいの森」を整備してきました!~2023秋~

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皆さま、こんにちは!
今年も毎年恒例『みらいの森プロジェクト』森林整備を実施しました。
今回は10月26・27日の2日間に渡り、宮城県栗原市に行ってまいりました!

UPDATER恒例行事『みらいの森プロジェクト』とは?

みらいの森プロジェクトは、美しい地球を未来に繋げていくことを目的とし、日本国内の森林保全・育成を行う活動です。

本プロジェクトは、宮城県栗原市栗駒の「みらいの森」に2019年に杉の苗を植えることから始まり、今年で5年目を迎えました。

山が痩せ、土砂崩れが起こりやすい、CSR活動で企業が植林した木が放置され、かえって山が荒れているといった課題が日本の森林には存在しています。そのため、木は植えて終わりではなく、継続的に草を刈ることや、適切な間伐などが必要です。

毎年の森林整備は、アトリエデフKURIMOKUの皆さまと、UPDATER(みんな電力)の社員が力を合わせて行っており、私たちが整備をする「みらいの森」は、「未来につながるように」という願いをこめて名づけられています。

私たちにできることは、もう一度森を作ることを始めて、自然の力に感謝し愛情を持って森を整備していくというほんの小さなことですが、その力が合わさることで森を未来へつないでいくことができると思います

また、みらいの森の整備は、『みんな電力エポスプラン』をご利用の皆さまからの寄付金によって運営されています。

■みらいの森プロジェクト運営団体
特定非営利活動法人エコラ倶楽部
https://www.ecoraclub.org/about/

■協働企業
株式会社アトリエDEF
https://a-def.com/
株式会社KURIMOKU
https://www.kurikomakunen.jp/

みんな電力『エポスプラン』とは?

みんな電力 エポスプランとは、エポス会員さま向けの自然エネルギー100%の電力プランです。

2022年度(2022年4月~2023年3月)の寄付総額は「1,827,353円」となりました。エポスプランをご利用の皆さまの深い理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

そして、皆さまからの寄付を、みらいの森整備にて、刈払い機の使用や燃料代などの諸経費に使わせて頂きました。エポスプランをご利用の皆さまのご理解とご支援に、改めて心より感謝いたします。

▼みらいの森2022年度寄付実績のご報告はこちら
https://minden.co.jp/blog/2023/05/30/8273

1日目作業開始!

作業前は皆でラジオ体操!

森の中で行うラジオ体操は何とも新鮮な感覚で、体と心を整えて清々しくスタート出来ました。

1日目は、スギなどの針葉樹が育っている森で枝打ちと幹に巻き付いたツルを取る作業を行いました。
木々を大きく育てるには、日光が森の隅々まで届くことが大切で、そのために間伐を行うことが非常に重要だとか。

幹に巻き付いたツルの生命力たるや。幹に食い込むほど巻き付くツルや、どこまでも続く長いツルなど、自然の威力に驚かされました。

前回、整備作業を行えなかった区画での作業だったため、人の手が加えられていない、ありのままの森に初めて入った私は、自然の姿や空間からのエネルギーを感じたと同時に、森林を健康に保つためにも「整える」ことは重要なのだと学びました。


そんなこんなで、1日目の作業はあっという間に終わり、宿舎に戻ろうとすると・・・

目の前に広がる黄金の景色・・・!
太陽の光に照らされた田んぼが黄金色に輝き、美しい景色を見せてくれました。
あまりの美しさに思わず参加スタッフによる写真会が始まりました(笑)

2日目作業開始!

2日目は数年前に植林したばかりの区画で草刈り作業。
成長中のスギの木が草で覆われないように草刈り機や鎌を使って草を刈っていきます。

「いざ出陣!」と言わんばかりの勇ましいスタッフの姿。

時々、スタッフによる生態調査が始まったり

黙々と草を刈り続け・・ 

日光が行き渡るように細かいとこまでしっかりとツルを取ったり・・・

だいぶすっきり整備しました!

まだまだこんなに小さなスギの木も、数十年後には立派な木へと成長していると考えると、凄く可愛く思えてきて「元気に育ってね」と思いながら作業をしていました。

KURIMOKUさんの工場見学

そして、午後からは株式会社KURIMOKUの製材・加工工場の見学をさせていただきました!初めて入る工場にワクワク!


森から伐採してきた木々を低い温度で木材の繊維質を壊さぬようじっくりと燻煙処理。その後、天日干しで、約3カ月かけて乾燥させる。繊維を破壊しない方法で乾燥させると、経年と共に木材の丈夫さが増して行き、この木材を使うことで長く安心して住み続けられる家が建つそうです。

KURIMOKUさんの工場にある木材は木々の本来の香りが強く、こころが落ち着く自然の匂いで溢れていました。

スタッフ一同、木材に顔を近づけ香りを嗅ぐ(笑)

製造過程で出る粉々の木材は、ごみとして捨てられることもあるそうですが、KURIMOKUさんではそれらを溜めて、様々な加工を行い、ペレットとして活用しています。

このペレットはUPDATERのECショップ「TADORi」でも販売している「森になる猫砂」でもあります。
添加物一切なしの、木くずを圧縮させて作られた猫砂。この猫砂の元になっている木材は薬剤を使用せずに、くんえん処理と木酢液で代替しているため、猫にも人にも優しい猫砂なのです。

木材がどこから来て、どのように育ってきたのか、木材として加工された後はきちんと環境整備されているのか、人や地球に優しい製造過程を経てお客様のもとに届いているのか。信念をもって事業を行うKURIMOKUさんのプロフェッショナルな姿に感銘を受けました。

KURIMOKUさんが「国産の紙はどんどん使ってほしい」と仰っていたのが印象的でした。約70年前に植林された木々が現在、伐採時期になっており木々の出口を見つけることが重要になっているそうです。そのため、国産木材を積極的に使用することは私たち消費者ができる環境保全の一つのアクションであるということを知りました。

選択の重要性を改めて感じる貴重な時間でした。ありがとうございます!

おわりに

みらいの森プロジェクトを経て、いかに普段自分が自然と接していないのか、自然の空気や匂い、土や草の手ざわり、都会にいると忘れてしまいそうな感覚を沢山感じることができました。美しい地球を未来の子どもたちへ繋げるために、これからも愛情と責任を持って、みらいの森プロジェクトを継続していきます。

エポスプランをご利用の皆さまと一緒に、美しい未来を繋げていければと思っております。
これからも、応援頂けますと幸いです!


WRITER
後藤晏奈
パーソナルSXチーム TADORi 店長
後藤晏奈

1999年福岡県生まれ。「顔の見えるスーパーマーケット」を作りたいと思い(夢を持ち?)、2023年8月に株式会社UPDATERへ入社。現在はECショップ「TADORi」の店長として日々奮闘中。